お部屋探し体験日記

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古きよき昭和時代のエピソード

今思い出しても冷や汗が出ます。
昔、賃貸アパートに住んでいた時の事。
三階建てで1階はオヤさんが営む飲食店があるビルの二階に住んでいました。
何度かリフォームや室内設備の工事もした古いアパートなので、少し間取りも特異な感じ。
キッチンからトイレと風呂場があるのはいいのですが、流し台のすぐ横に洗濯機置き場があるのです。
しも、排水溝が無いので、風呂場に排水ホースで流すようになっていました。
ある日、夕食を作りながら洗濯をしていたのですが、ナイターを見ながら食事をし、少しアルコールも入ったところでウツラウツラ。。。
それからしばらくして、ドンドンとドアを叩く音に目が覚めたのです。
ドアを叩いていたのは、大家さん。
聞くと、店の天井から水が落ちてくるとの事。
何のことか分からなかったのですが、よくよくキッチンを見回すと一角が水でビショピショ。

    つまり、洗濯機の排水ホースが何かの拍子で風呂場から飛び出ています。
    だから、排水がキッチンの床を通し階下の店舗に落ちているよう。
    瞬時に酔いも醒め真っ青になり慌てて雑巾で水を拭き取っても後の祭り。
    大家さんに怒られたのはもちろんです。
    怒られている時も損害賠償の金額が勝手に脳裏をよぎります。
    それに多分部屋も追い出されて、最悪裁判沙汰になり・・・。
    そんな覚悟をしつつ、弁償の話を切り出したのですが、大家さんが言ったのは、「今度から気をつけなさい」の一言。
    聞くと、前の入居者も同じことをやったらしい。
    なので、構造的な欠陥は大家としても責任を感じるし、あらかじめ強く注意をしてなかったという落ち度も感じるので弁償とかは必要ないと言われ、イカツイ顔の大家さんが、まるで神様に見えたものでした。
    それからは、何かと大家さんは自分の生活も気にしてくれるようになり、時々下の飲食店で食事もご馳走になったりしたものでした。
    大家と言えば、親と同じ。
    店子と言えば、子と同じ。
    そんな大家さんの口癖が、今も忘れられません。
    古き良き昭和の時代のエピソードです。

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